Microsoft Entra External ID(Microsoft の顧客 ID およびアクセス管理 (CIAM))を使う手順

長らくB2Cを使ってましたが、2025年5月1日より使えなくなったので、代わりにCIAMを使う手順を記録しておく。

CIAMのテナント作成

基本的にこちらをみてやればCIAMのテナント作成まではOKなんですが、順をおってやっていく。

チュートリアルだとやたらvscodeの拡張機能でやりましょう!みたいな感じがある。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/external-id/customers/quickstart-tenant-setup

まず、下記のリンクから管理センターに飛びます。

Microsoft Entra 管理センター

Entra IDからテナントの管理を選択

遷移したら次に作成

外部を選択

テナント情報を入力する。

別のCIAMテナントにいる状態だと下記のサブスクリプションに何も表示されません。(ここであれ?となった。)

サブスクリプションが表示されない場合はディレクトリを正しいものに切り替えるようにします。

作成完了

脱線(テナント情報の格納場所について)

ところで、ここで選ぶ国/地域ですが日本がありません。ここのデータの格納場所に関する詳細情報で確認しても古いB2Cのリンクに飛んでしまった。

データの格納場所は以下の国から選べるように見えて、実際は米国,ヨーロッパ,アジア太平洋,オーストラリアまたはニュージーランドのどれかになるようです。

Go-Localというのもあって、これだと保存場所が確約されるみたい。

下記にも書かれてますが、日本は外部テナントで選択できない。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/entra/fundamentals/data-residency

たぶん、データ格納場所を日本に固定できない気がするんだけど、どうなんだろう?